東京都水道局の水道料金を計算する方法は?|料金が変わる水量の目安を解説

水道メーターは3種類

家庭用の水道メーターは給水管の口径によって13mm、20mm、25mmの3種類があります。口径が上がると水量が増えるため、設置できる蛇口の数も増えます。

トイレ、洗面、浴室、キッチン、洗濯機だけで5つなので、マンションなどでは5〜13個の蛇口が設置できる20mmが一般的だそうです。

上水道の料金を計算する方法

上水道の基本料金は口径の大きさによって決まります。20mmだと1ヶ月1,170円で5㎥まで。以降は従量料金で6〜10㎥が22円/㎥、11〜20㎥が128円/㎥と段階的に単価も上がっていきます。

下水道の料金を計算する方法

下水道の基本料金は一般汚水か銭湯などの浴場汚水かで違っています。一般汚水なら560円で8㎥まで。以降は9〜20㎥が110円/㎥、21〜30㎥が140円/㎥とこちらも段階的に単価が上がっていきます。

2ヶ月ごとの請求なので基本料金は1,170円×2ヶ月+560円×2ヶ月=3,460円です。水をいくら使っても使わなくても最低この金額はかかります。

従量料金は2ヶ月分の水量をメーターで確認し、2等分して1ヶ月分の使用水量を割り出します。2ヶ月ごとの検針で使用水量が20㎥なら1ヶ月当たり10㎥、30㎥なら1ヶ月当たり15㎥として計算されます。

1ヶ月の使用水量

ドドド家で1ヶ月に使う水は、風呂30杯(160L)で4.8㎥、トイレ100回で1㎥、食洗機30回で0.3㎥、洗濯機30回で1.7㎥。これにシャワーを1回4分、月120分で1.2㎥使っても合計で9㎥ほどだと思われます。飲用水や調理、手洗いなどで1日30リットル使っても1㎥未満なので、月に10㎥も使えばいいところ。実際には2ヶ月30㎥くらいは使っているようですが。

検針日がぴったり2ヶ月とは限らないこともありますし、1ヶ月15㎥としておきます。

メーターでわかるのは上水道の使用量だけなので、下水量は上水道と同量使ったこととして計算されます。

1ヶ月分の従量料金は上水道が22円×5㎥+128円×5㎥=750円、下水道が110円×7㎥=770円の合計1,520円。請求は2ヶ月分なので2倍にして3,040円です。

基本料金と合わせると6,500円、1ヶ月当たり3,250円税別ということになります。

年間の水道料金と節水の目安

年間で上下水道料は消費税をのせて43,000円ほど。

1ヶ月の使用水量が20㎥を超えると、従量料金が上水道128円→163円/㎥、下水道110円→140円/㎥に増えるので、2ヶ月で40㎥未満に抑えるのが節水の一つの目安と言えそうです。

ちなみに使用水量を10㎥に抑えると、従量料金は上水道が110円、下水道が220円になるので2ヶ月でも660円。基本料金と合わせても1ヶ月当たり2,060円とかなりの節減になります。